ベソブログ

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雄弁は銀、沈黙は金

「speech is silver, silence is golden.」

イギリスの思想家トーマス・カーライルによって広められた言葉。

もともとはカーライルがスイスで見たドイツ語の碑文であったらしい。

意味は、饒舌に喋り言葉で人々に影響を与える事は価値のある事だが、言葉にせず黙っておくべき時に黙る事の方がより大事であるという事。

日本の言葉に、「口は禍の元」「言わぬが花」というものもある。

言語という意思を伝えるツール。相手に自分の考えてる事を伝える一番わかりやすいとされている方法。しかし、その言葉によって誤解や勘違いを生み、問題や事件を引き起こしてしまう時がある。

何事もそうだが、すべての真意を伝えるというのは不可能であると思う。

本当に思っている事を伝えるには、言葉も大事だがそれ以上に態度や雰囲気という部分の方が大事。という事を一言に言う言葉では無いかと思う。

「目は口ほどにものを言う」という言葉もあるように、口以外にも相手に意思を伝えるものがある。しかし、言葉という共通理解するためのツールが世界中で広がった現代。その言葉に頼りすぎてるきがする。

本当に心が通じ合い、相手の考えや気持ちを理解したと思える時は言葉は不要であるように思う。

損や得という意味で口数を少なくしろ、という意味で沈黙は金と言った部分もあると思う。

最近思うのは損や得を通り越して、言葉でない意思の疎通のスキルや能力を上げる時代に来ているのではないかと思う。

グローバルな時代になり、言葉の通じ無い国に行く事が普通となった。トラブルはありながらもなんとか目的を遂げたり、無事に帰ってきたりしている。本当に大事な事が言葉では無いという事の象徴では無いかと思う。

冒険家、植村直己は様々な偉業を成し遂げた。世界5大大陸それぞれの最高峰の山頂到達。犬ぞりでの単独北極点到達。アマゾン川を筏で渡りきるなど世界中のさまざまな人からその偉業をたたえられている。

北極点の犬ぞり到達のためには、犬ぞりの技術をアイヌの人々に教えてもらわなければならない。他の民族と交流の盛んではないアイヌの人々。その人々とのコミュニケーションは大部分が言葉では無かった。

大切なのは本気で挑戦し、諦めない事。そして人に優しく他人を思いやる事。という植村の考え方。マッキンリーの冬期登頂に成功した後、下山途中に音信不通となった。植村を直接知る人たちはその偉業を讃えるよりも、その人柄を惜しむ。あんなにいいやつは他にいない。と。

好きなアーティスト Jimmy Cliff のこの歌を紹介して終わる。
「Action speaks louder than words」


何を言うかも大事やけど、それよりも大事なのは何をしているか。

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-2 Comments

Yasu says...""
Buon giorno, I always enjoy your blog.

貴殿の言うところの「言葉でない意思の疎通」とは所謂「魂(だましい)」でしょうか。

仕事上でも日本語でコミュニケーションをとっているにも関わらず意外と問題が多く出ますよね。問題の多くは、お互いの意思疎通ができていないところから発生するような問題です。

日本人同士で日本語でコミュニケーションをとっているなら、英語やイタリア語より意思疎通が図れそうなもんですが、実際には逆の結果が生まれてしまっています。

実はこれ、お互いが日本語を使っていることに安心しきっているんですよね。
同じ日本語を使っているから、自分の言っていることは理解されているだろうと思って話しているし、理解できていると思って聞いている。

そこ、実は結構大きな落とし穴。

自分の母国語以外でコミュニケーションを取ろうとしているときは、自分の言っていることが相手に伝わっているか注意して話しているし、相手が話していることも注意深く聞こうとします。

少なくとも日本語を話しているときよりは、注意してコミュニケーションをとっています。

よくあるミスが、主語や目的語を省いて話して聞き手が勘違いしちゃうパターン。実はこれはお互いが気を付ければいいだけの話なので、そこまで大きな問題には発展しません。

気を付ければいいだけの話。

それよりも深刻なのは、相手の置かれている立場や業務によって理解度が全然違うことです。
例えば、「きれいに片づけておいてください」と指示を与えた時に、清掃業者ならめちゃくちゃきれいにするだろうし、ガサツな人なら適当に済ませるでしょう。

これは掃除だけじゃなくて、担当している仕事全般に言えることです。

小生ら日本人が現地人に指示を出すときは、きちんと相手の立ち位置まで下りて行って話しているにもかかわらず、日本人同士だとそれができない。
逆もしかりで、現地人から何か仕事を請け負った時には確認作業を繰り返すのに、日本人から請け負うとそれを怠ってしまう。

コミュニケーションはいわば相手の頭の中を予想して行わないと上手く行かないと思います。母国語で話すときは、相手が理解してくれるという甘い思い込みで、逆に勘違いが増えるんですよね。

自分がこの言葉を相手に投げかけると、相手はどんな思考でもって理解するのか、相手はどんな意図でこの言葉を自分に投げたのかをきちんと考える必要があると思います。

ベソさんのおっしゃるように「魂」や「阿吽の呼吸」で仕事が進んでいくこともありますが、今の時代は多くの他業種との付き合いがビジネスに発展する時代です。

相手にきちんと伝えることや相手の言っていることを理解することは、とても大切なんじゃないかと思います。


だましい!!!
2015.09.15 23:09 | URL | #- [edit]
だましい says...""
Yasuさんのおっしゃる通りで、「言葉でない意思の疎通のスキル」とは、当たり前のことですが、相手の思考の裏側や物事の背景を確りと考えることではないかと思料します。
2015.09.15 23:14 | URL | #- [edit]

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