ベソブログ

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ネパール vol.2

ドゥラブは日本語学校を経営していた。ネパールの若者は海外に留学するという選択肢が意外に身近なようである。もちろんみんなが行けるわけではなく経済的に平均以上の家庭のものだけだが。そして日本は人気が高いらしい。英語が第二公用語なので英語圏への留学も多いが、わざわざ日本語を勉強して日本に行きたいという若者が多いらしい。

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日本では留学生もバイトができるというのも、お金を稼ぎたい若者を駆り立たせる理由の一つかもしれない。その教室にお邪魔させてもらった。まさかだったが、尊敬語・謙譲語の授業をしていた
。しかもまだ通い始めて2、3ヶ月だと言う。日本語検定というものがあり、それに出るため必然的にやならければならないらしいが、それでも難しい表現だと思った。日本人の自分でも少し「はっ、」となるような問題である。

しかし、彼らの純粋な気持ちに嬉しさがあった。ネパールは親日な国であると思う。その国の若者たちが自分の生まれ育った国に訪れたいと、大学に通いながら日本語学校に通っている。真剣に学ぶ姿が自分の国の文化や国そのものを褒めてくれているようだった。

だが、ドゥラブは少し憂いてもいた。今の若い者たちは出稼ぎの感覚で海外へ行ってしまう。もちろん海外で稼いでネパールへ送ればそのお金は大きい。だが、ネパールという国を考えた時、本当に大切なのは技術であり生産力である。若いうちに、しっかり学べるうちに、日本の技術をしっかり学び、それを持って帰ることを一番望んでいる。しかし、彼らはやはり今を生きる今のお金が大事なのだ。若者と親父の意見の違い。もちろん若者の気持ちもわかる。だが、もう少し広い視野でこれからのネパールのことも頭に入れて欲しいと。

日本でも同じことが言えると思った。もちろん環境や現状は大きく違う。日本の場合留学する必要は無いといってもいいほど日本国内で様々な勉強ができる。それがかえって若者を平和ボケさせているのかもしれない。教育の制度が悪いのはもちろんだが、それに甘んじる親の教育もあるかもしれない。あるいは自分の人生を、自分の国のことを考える機会が少なすぎるという環境のせいかもしれない。

なんにしろ、このままでは日本という国の質が変わってしまう。もちろん国にしろ人にしろ諸行無常である。しかし、伝統は守り抜き、新しい技術と融合していかなければならない。それが得意なのが日本人であると思う。だが、今のままでは新しい技術や物質に支配され、大切にしてきた伝統や精神世界の深さがなくなりつつあるのでは無いかと憂いている人も多い。親父のぼやきとあしらう気持ちもわかるが、一度真剣に考えてみて欲しい。

今日本では何が起きていて、世界では何が起きていて、その中で自分は何を考え、何をしていくべきなのか。そんなことは考えなくても時間は過ぎる。考えたところで変えられる事は無いに等しいかもしれ無い。むしろ考えるだけ時間の無駄かもしれ無い。考えようが考えまいが自分と自分の家族の生活が一番大切である。それはいうまでもなく真理である。

しかし、一人一人がすこしでもそれを考える事が全体の歯車をかみ合わせる潤滑油になると思う。少しでいいと思う。ほんのひとかけらでもいいと思う。親父のぼやきを、なぜ親父はそう言うのだろうと一度理由を考えるだけでいいと思う。もしそれが自分の中に響けばその先のやるべき事に続けばいいと思う。

インド・ネパールに行って改めて日本という国を知った気がした。高水準で平均年収も高い。皆が一定以上の暮らしを送りやすい国。そのせいで平和ボケもある。今一度自分のライフスタイル、思考を考え直す時だと思い知らされた。

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